化粧品OEMの選定~化粧品ビジネスの仕組み(その2)~

前回ブログ「化粧品OEMの選定~OEMとは(その1)~」はこちら

OEMとのミーティングは、非常に勉強になった。僕たちは、在庫管理や価格設定といった細かなことから、化粧品成分の潮流やマーケティングに至るまで、OEMの専門内外問わず、聞きに聞きまくった。

各OEMの担当者は、快くかつ丁寧に説明をしてくれた。もちろん、メンズコスメという分野であることから、わからないところに関しては正直に「わからない」と回答してくれた。

こういったやりとりの中で僕たちは以下のことを感じるようになった。

・化粧品は数多あるため成分やマーケティングでの差別化が重要であること
・女性と違って男性にはオールインワンジェルが向いているということ
・男性は効果/効能に加え、使用感も重視する傾向が強いということ

また、個人的な印象として、化粧品と聞くと原価率が低いというイメージがあったが、成分/製法にこだわりをもって開発をするとなると、当然、費用が高額になるため、必要十分な成分/製法を考え抜き、品質と費用の両面のバランスをしっかりと調整していかなければならないことがわかった。

よって、OEMの選定にあたっては、以下の点を評価基準とすることにした。

・オールインワンジェルの製造実績があり、品質の高い成分や技術を保有していること
・実際にOEMが製造している製品の使用感が(僕たちにとって)良いものであること
・提案される処方が過不足なく必要十分なものであり、品質/費用の両面を追及できる会社であること

そうして、OEMを40社から5社に絞り込み、より具体的な化粧品処方の検討、そして試作品の作成へとミーティングを進めていった。

次回のブログでは、上記を踏まえ、最終的にどういう会社に委託することにしたのかを書きたいと思う。

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