化粧品コンセプトの設計~海外のスキンケア事情と日本の比較(その2)~

前回のブログでは海外のスキンケア事情と日本のスキンケア事情の違いを紹介した。

スキンケアの方法
アメリカ クレンジング→化粧水(トナー)で拭き取り→美容液orクリーム
ヨーロッパ クレンジング→化粧水(トナー)で拭き取り→美容液orクリーム
アジア(日本除く) 洗顔→化粧水or乳液orクリーム
日本 洗顔→化粧水→美容液→乳液→クリーム

※前回ブログから抜粋

では、なぜそういった違いが生まれるのだろうか。どれが正しいとかは一概に言えないとは思うが、概ね以下の理由が挙げられるようだ。

理由1:気候の違い
ご存知の通り、日本の気候はヨーロッパなどの海外の気候に比べ、気温も湿度も高いため、皮脂の分泌が多く、また汚れが肌に付着しやすいため、洗顔などの汚れ落としを丁寧に行う必要がある。

理由2:肌質の違い
日本人の角質層は白人の3分の2ほどしかないので(一方で、真皮層や皮下組織は白人に比べて厚い)、敏感で刺激に弱く、乾燥しやすい。それゆえ、日々のスキンケアにおいて保湿の重要性が海外と比べ高い。

理由3:戦略の違い
(どこまで本当かはわからないが、一部で根強い意見としてあるため紹介する。)
冒頭の表でいう「美容液→乳液→クリーム」の部分は、スキンケアという観点では不要であるが、売上を増加させるという化粧品会社の戦略のために必要とされている。

次回のブログでは、こういった海外と日本のスキンケア事情の違いやその理由を踏まえ、HOLO BELLの商品コンセプトの内、「「本当に必要なスキンケア」を徹底的に追及することにより」という部分を、僕たちはどう解釈したのか説明したい。

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