前回のブログで、スキンケア商品の基本構造と三相乳化という技術について紹介したが、今回は、僕らの商品で採用した代表的な成分について紹介したい。
1.化粧品成分とは?
前回のブログと重複するが、スキンケア商品は、大きく分けて①水溶性成分、②油性成分、③界面活性剤という3つのベース成分に加え、それらの商品に特徴を与える④機能性成分、⑤安定化成分、⑥その他成分から成る。それゆえ、化粧品成分といえば、難しそうなイメージがあるかもしれないが、必ず上記の6つのどれかに該当するようになる。
また、化粧品は 「医薬品医療機器等法」という法律にて、すべての成分を表示しなければならないと定められているため、皆さまがお使いの商品は、必ずどういった成分で構成されているかがわかるようになっている。下記がトータルスキンケア保湿ジェルの全成分である。
なお、当社のウェブサイトに訪れたことのある方は、上記に「バラフ®」や「リンゴ幹細胞エキス」、「スーパーヒアルロン酸」などの表記が見当たらないと思ったかもしれない。これは、「バラフ®」などの表記は、簡明性を重視した略称のため、全成分表示の表示名称(正式名称)とは異なるためである。以下、参考まで主要成分の対比表を記載する。
略称 | 成分名称 |
---|---|
バラフ® | メセムブリアンテムムクリスタリヌム液汁 |
スーパーヒアルロン酸 | アセチルヒアルロン酸Na |
ヒト型セラミド3種 | セラミドNG、セラミドNP、セラミドAP |
リンゴ幹細胞エキス | リンゴ果実培養細胞エキス |
2.当社商品の成分配合
では、次に僕たちの商品の成分配合について説明したい。
以前のブログ
【化粧品コンセプトの設計~トータルスキンケア(その3)~】
【よく分かる化粧品の基礎知識】
でも紹介したかもしれないが、僕たちは、スキンケアで大切なことは、以下の2点だと理解している。
・保湿によるバリア機能を働かせること
・健やかなお肌を保つため、毎日使い続けられること
よって、トータルスキンケア保湿ジェルは、「スキンケアの原点である保湿に特化すること」と「毎日使い続けられるお肌に優しいものであること」を念頭においた成分配合にしている。
具体的には、保湿力の高い成分を高配合することにより、保湿に特化することにした。また、お肌に優しい商品設計にするため、敏感肌の方などは気になるであろう7つの添加物を一切配合しないことにした。
※対応する成分は以下の通りである。
保湿力 | お肌への優しさ |
---|---|
以下の成分を高配合 ・バラフ® ・スーパーヒアルロン酸 ・ヒト型セラミド3種 |
以下の成分を無配合 ・石油系界面活性剤 ・アルコール ・パラべン ・着色料 ・鉱物油 ・紫外線吸収剤 ・香料 |
なお、上記以外にも男性特有の「ごわついたお肌」や「エイジングケア」にも配慮するための成分などを配合しているが、そういった点については、以下のウェブサイトより確認いただきたい。
【公式ウェブサイトはこちら】
いずれにせよ、僕たちは、こういった成分配合により、どのような方でも健やかなお肌を保つため、安心して毎日使い続けられる商品になったと信じている。
少しでも当社商品が気になった方、またはお肌に悩みや不安があるかたは、当社商品を使ってみてほしい。